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夢は大きく歩みは手堅く

トリハダ代表 野島優一のブログ

誰もやらないことをやることの難しさ

せっかく起業したということもあり、どうせなら他の誰にもできないこととか、誰もやろうとしないことに取り組みたいという気持ちがあります。特に僕はゼロから新しいモノを作ったり立ち上げたりするのが大好きなタイプなので、既にあるものとか他の人がやっていることをやるよりも、そうでないことをやった方が、自分としても楽しいし、自分のパフォーマンスというか社会における存在価値も高くなるような気がしています。

 

今自分がやっていることを振り返ってみると、世の中でやる人が少ないことではあるけど、他に誰もやっていないわけではないんですね。やっていることはいくつかありますが全部そうです。とはいえ、「他の人がやっていることを自分がやる」ということに価値がないのか、と言えばそんなことはありません。ただ、理想的ではないなと思うようになりました。理想は誰もやらないことをやることだなと。

 

けどまだそんなものあるわけないか、と思い至りました。「自分にしかできないこと」が発生するほど特殊な能力もなければ特殊な人生も送ってきていないわけです。先日28歳になりましたが、平凡な一般家庭に生まれ、何かの天才でもなく、学生時代から起業経験があるわけでもなく、はたまた大ヒット作品を作ったクリエイターや芸術家でもない人間が、たった28年の人生で唯一無二のものなんて築き上げられるわけがないんです。

 

そんなタイプの人間に「自分にしかできないこと」みたいな唯一無二の命題が見つかるのはきっともっと色々な経験を重ねたあとなんだろうなと思います。量的にはもちろん質的にも経験が足りていない。

 

しかし幸いなことに、今は、会社組織から出て自分で事業を興すという経験をしていますし、その過程で事業のみならず自分の人生についてアホほど真剣に、頻繁に、そして濃密に悩むという経験も同時にしています(これだけでも起業した価値があったと思っています)。それから、社会のあり方や社会を変える方法についても以前より深く広く考えるようになりました。会う人のタイプも様々になりました。これから他にも取り組みたいことは山ほどあります。おそらくそういう経験が質的にも量的にも積み重なっていって、自分の経験が唯一無二になる頃に、他の誰もやらない、自分にしかできないことが見つかるんじゃないかなぁと期待しています。

 

ただ誤解を恐れずに書くと、僕はこれまでの経験も比較的珍しいものになっているとは思います。ありがたいことに時々そう言ってくれる人もいます。たしかに、ゴリゴリのベンチャー企業とスーパー平和な一部上場企業の両方で働いたことがある人は多くないです。ビジネスとアートに同じくらい興味があって、アートの分野で起業する人はかなり少ないです。英語が使えます。海外に行った経験もそれなりにあります。こう見るとわりといいポートフォリオで経験が構成されているとは思います。

 

でも世の中は広いもので、僕なんかよりすごい人、面白い人、すごくてかつ面白い人なんていくらでもいます。会って話したり、そういう人の本を読んだりすると、何一つかなわくてヘコむ人がマジでいます。そういう人に出会う度に「ああ自分はなんて普通なんだろう、なんてつまらないんだろう」と思ってしまって本気でヘコんできました。自分に自信がまったくないわけではないですが、たぶん僕は世間的には「ちょっと変わってる」という程度の存在であって、全然まだまだなんだなと常々思っています。だからこれからもっともっと経験を重ねたいというか、その方がもっと面白い人生が送れそうので頑張っていこうと思います。

 

では、自分にしかできないことがまだない目の前の人生をどうするかと言えば、「なるべく」自分にしかできないことをやりまくるしかないかなと思っています。それを積み上げていくイメージです。

 

それと、自分にしかできないこと、というのともう1つの軸として、できれば世の中に対するインパクトの大きいことをやっていきたいとも思っています(これは最近感じるようになった意識です、昔はあまり興味ありませんでした)。これも今すぐに大きなことをやるのは難しいので、いまできる範囲で「なるべく」大きなことをやり続けていこうと思います。

 

数年後か数十年後かわかりませんが、どこかで、自分にしかできなくてしかも規模の大きなことをできる日が来たらワクワクするだろうなと思います。というかそれを考えるだけでワクワクできるのであとは行動を続けるだけですね。

 

結局、いま自分にできることをやってそれを積み重ねるだけなんだと思うんですよね。大事なのはとにかくやること、そしてしぶとく続けること。