夢は大きく歩みは手堅く

トリハダ代表 野島優一のブログ

小杉俊哉『起業家のように企業で働く』

このタイトルのような感覚はとても大事だと今でも思います。僕も前職では事業立上の仕事ばかりする機会に恵まれ(ラッキー)、しかも会社全体の業績が安定して伸びていたので変なプレッシャーもなく(ラッキー)、さらに現場の若手にかなり自由に仕事させてくれる上司にも恵まれたので(超ラッキー)、まるで自分の事業であるかのように仕事に取り組んでいました。もちろん、私的に利用したとかいう悪い意味ではなく、事業と自分が重なるような感覚の良い意味で、です。

新しいことを始める時は、勤めている会社の中でやる、または独立してやる、という2つの方法が大きくあるわけで、それぞれのメリット・デメリットは独立してからより一層考えるようになりました。会社の中でやるメリットはやはり、大きなリソースが使えること(人材、設備、社名(の知名度やブランド力)、既存顧客、そして資金!)、そして失敗しても既存事業があればすぐには食いっぱぐれないこと、あたりでしょうか。この2つは新たに起業してから手に入れるのは簡単ではないと思います。ただ資金に関しては、最近は資金調達の方法も増え、難易度も下がっているかもしれませんが。

ちなみにこの本は各章ごとに有名経営者の言葉が引用されており、著者には申し訳ないですがその引用が一番勉強になりました。立読でそこだけ読んじゃうとかもアリかもしれません。