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夢は大きく歩みは手堅く

トリハダ代表 野島優一のブログ

自信満々の人ほど信用できない

今の時代、誰だって不安で当然だと思うのです。

 

世の中の変化のスピードがとんでもなく上がっていて、特にIT業界の技術変化には業界人だってついていくのに必死だったりします。そんなめまぐるしい世の中で世界の動向を正確に予測することはほぼ不可能に近いです。できるとしてもごく大まかな流れを見極めることくらいです。

たとえば世の中がどんどん自動化されるという流れはおそらく間違いないでしょう。工場の流れ作業はどんどんロボットがやるようになっていきます。自動運転車が普及して運転手という職業がなくなる可能性もかなり高いと思います(ただしこれには「自動運転車が事故を起こしたとき、被害者やその遺族はそれがただの事故だと納得できるのか? 結局メーカーや同乗者など人間に責任を追及できないと社会的に受け入れられないのでは?」という倫理的な問題があって予想以上に普及に時間を要するかもしれません)。

逆に予想できなかった流れとしてスマートフォンの普及があります。たった数年で世界の人口の大半が手にするようになったこの電子機器に対し、発売当初あるいはその前からその普及の勢いを予想できた人はほとんどいなかったでしょう。普及を予想していたとしてもそのスピードは予想以上だったはずです。

他にも日本では大手メーカーの凋落が叫ばれて久しいです。SHARPをはじめほんの十年かそこらで世界でのシェアを激しく落としています。

こういう例は挙げればいくらでもあると思うのですが、要するに変化のスピードが速すぎて、将来の世の中をまともに予測するのは相当に難しくなっています。

 

そんな時代に自信満々で生きていける人が僕は信じられません。

 

今自分がやっている仕事が来年あるのか、あるいは5年後にあるのか。僕の時代の就活(5-6年前)では「入社パス」の出るインターンで超有名だったワークスアプリケーションズのCEOがこんな刺激的なタイトルの本を出していますが、

今やっている仕事が5年後も存続できる可能性はかなり低いと思います。まったくなくなることはなくても形態がかなり変わったり、求められるスキルが変わったりと、一筋縄ではいかないはずです。

世の中の動きについて、これはこうなる、あれはああなる、とやたら断言する人もいますが、その自信はどこから来るのか不思議です。僕は自信がないので断言できることは少なくて、たぶんこうなんじゃないかなぁ、くらいの言い方しかできません。それは自分の考えに自信がないというよりは、世の中の変化のスピードを考えたらそのくらいのことしか言えないという論理的な帰結です。未来はもはや誰にとっても不透明です。

勝手な推測ですが、断言できる人は単に情報のインプットが足りていない可能性もあります。世の中の動きについてたくさんの情報を仕入れていればおそらくそういう見解は出てきません。

 

かといって別に悲観的なことばかりではなく、自分の行動で世の中に変化を起こして未来を作り出すこともできます。そしておそらく、世の中が変化しやすい分、自分で変化を起こすということもやりやすくなっているのではないかと思います。

どうせ5年後の世界すらどうなっているかわからないのであれば、自分のやりたいことをやってみた方が得です。うまくいかないことが大半でしょうが、もし万が一うまくいってしまったら自分の人生は超絶楽しくなると思います。