夢は大きく歩みは手堅く

トリハダ代表 野島優一のブログ

休みのとり方

正しいのかどうかまだまだわかりませんが、独立してからの休みのとり方はざっくり「1週間に半休を2回とる」という形に落ち着きつつあります。


会社員を辞めて独立してから最初の2ヶ月くらいは、特に休みもとらずに毎日活動していました。が、すると時々、一気に疲れが出て頭も体も動かなくなってしまうことが何度かありました。しかも急に。で半日から1日くらい休んでようやく再始動という感じでしたが、フル稼働状態に戻るまではもっと時間がかかってしまっただけでなく、計画も崩れるので精神的にもストレスになりました。


創業期の起業家、あるいはフリーランスとして仕事をするということは、自分が動かないと仕事が何も進まないということです。仕事が進まなければ売上も立たないので収入も途絶えます。将来的な事業の成否というのが最大の問題であるとはいえ、まずは自分が何か行動することが、自分に収入をもたらすための必要条件だと思います。それにやる気にも満ちているので、やろうと思えば突っ走ることはかなりできます。


だからと言って猛突進を続けるわけにも行きません。事業の立上げは1週間とか2週間でできるものではなく長期戦なので、適度に休憩も必要です。そのため、数ヶ月あるいは数年先に向けて自分と事業の累積の成果を最大にする形で仕事をしていくのが正しいと考えています。何ヶ月もずっと休みなしの毎日16時間労働みたいなことは、世の中にはできる人も一部いるみたいですが、僕の場合は過去に激務を経験して、そこまではできないということがよくわかっているつもりです。ということは適宜休憩を挟んで、息切れせず、高めのパフォーマンスで仕事をずっと続けることが重要だと思っています。途中で突然体を壊して何週間も休むことにでもなったら最悪です。周りにも迷惑がかかります。


ということで僕も一旦、予期せぬタイミングで疲れが出て休まざるをえなくなることを防ぐため、週に1日休みをとるようにしてみました。土日は仕事の関係で行くべきイベントが多かったりするので、月曜とか火曜に休みをとっていました。が、今度はその日の夜、「明日、仕事か…」と憂鬱になるという信じがたい事態が発生しました。マンデーブルー的なアレです。


自分が生涯をかけて取り組みたいことが見つかったから、環境的に恵まれた会社での仕事を辞めて独立しました。基本的には仕事がしたくてしょうがないのです。やりたいことは無限にあって、それは仕事でもあるけど、自分が本当にやりたいことでもあるから楽しい。つまり仕事と遊びが一体のような感じになりつつあるのです(まだ完全に重なってはいませんが)。それなのに、その仕事を億劫に感じてしまった。その時は自分で自分に愕然としました。「あれ?俺はこれをやりたくて独立したはずなのに、なんでめんどくさいと思ってるんだろう?」。ウソだろと思いました。


それまで毎日楽しく取り組んできた仕事に憂鬱を覚えてしまった。なぜか? その原因は「休みすぎたから」ではないかというのが今の自分の考えです。丸1日休みをとって、仕事と関係ないことをし、ゆっくりしすぎたせいで、スイッチを戻すのが難しくなってしまった。


ではどうすればよいか? 「休むけど休みすぎない」ようにすればいいんじゃないかということで、次は半休をとるようにしました。まったく仕事をしない日を作らず、毎日少なくとも半日くらいは働くことで、スイッチを完全にOFFになることを避けているような感覚です。いや、完全OFFにするけどすぐにONに戻る前提でOFFにしているような感じかもしれません。


幸い今のところは、これでわりと上手くいっています。集中力も途切れすぎず、適度にリフレッシュもできています。1回だと疲れがとれきれないことがあるので、週に半休を2回くらいにしています。


今は事業の立上げ中、しかもすべての要素が不確定で試行錯誤しかないような状況なので、なるべく頭を常にフレッシュに保つようにはしています。毎日毎日疲れきっていては新しい情報もすんなり入ってこないし、新しいアイデアも出てきにくいと思います。


そろそろ会社を辞めて半年経つのですが、働き方について試行錯誤した結果、今はこんな形に落ち着いています。今の自分には合っているという意味ではこれが正しいと思っています。けど事業のフェーズが変わったり(というか変えていかなければいけない)、違う考え方に触れたりすることで、これからまた変わるかもしれません。