夢は大きく歩みは手堅く

トリハダ代表 野島優一のブログ

自分の頭で考える

「今僕たちにできるのは、新しいものを生み出す一度限りの方法を見つけ、ただこれまでと違う未来ではなく、より良い未来を創ることーーつまりゼロから1を生み出すことだ。そのための第一歩は、自分の頭で考えることだ。」

 

アメリカの大起業家であり大投資家のピーター・ティールの著作『ゼロ・トゥ・ワン』。何か新しいことをやろうとしている人間にはものすごく刺激になる素晴らしい本でした。

 

冒頭の文章はこの本の結びの一節ですが、ここに「自分の頭で考える」ことの大事さが説かれています。ちょうどこの本を読む少し前から、物事について自分の頭で考えることが重要なんじゃないかと思い始めていた自分としては、とても背中を押されたというか、自信を持てたのでした。

 

さらに言うと最近は以下の3つを大事にしています。

 

・自分の五感で感じること、体験すること(インプット)

・自分の頭で考えること

・考えたことを自分の言葉で表現すること(アウトプット)

 

これをするとしないで何が変わるかというと、説得力が大きく変わると思っています。何かもっともらしいことを話していても、どうも他で聞いた話をそのまま話していたり、自分の言葉で語れていなかったりすると、説得力に欠けます。同時に、自分の意見がない、あるいは中身のない人みたいな印象になりかねません。

 

そうではなくて、もっと自分の感覚を大事にしないといかんなと思うのです。

 

本で読んだことについて自分の頭で考える。よくわからない場合もできるだけ考えて判断する。で自分の意見としてストックする。あるいは、自分の目で見て、耳で聞いて、触ってみる。どう感じたか振り返ってみる。その上で、自分の考えや感覚を自分の言葉で説明する。

 

多少間違っててもこれで相当説得力が出るし、ちゃんと自分の頭で考えるのが習慣になれば、他人から見た印象も変わると思います。間違いについては、人間みんな完璧ではないので間違いがあって当たり前だし、そもそも他人からするとわりとどうでもよいことで、本人だけが意識しすぎているということも多いです。

 

3つとも、ビジネス云々以前に人として大事だなと思うこの頃です。