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夢は大きく歩みは手堅く

トリハダ代表 野島優一のブログ

好きだという気持ちはちゃんと伝えないといけない、そしてできればお金も払って応援すべし

前回の続きです。引き続きテーマは恋愛ではありません。

 

何か自分がいいなと思うもの、好きだなと思うものがあれば、できる限りその気持ちを伝えるべきだと思っています。相手が人であればそれは活力になるし、相手がモノやコトであればそれに対する応援になります。

 

そして相手がそれを商売や仕事としている場合はできるだけお金を払うべきです。なぜならお金が払われないとその仕事が続けられずに終わってしまうからです。

 

たとえば1回行ってお気に入りになったレストランやカフェがあるとします。ある日その店が閉店してしまって、「すごく良いお店だったのになんで…」と思ったりすることがあります。けど多くの場合、理由は明白で「客が来なかったから」、「儲からなかったから」ということです。もちろん他の事情で閉店せざるをえなくなるケースもあると思いますが基本的にはコレだと思うんです。で、自分の行動を振り返ってみると、結局最初の1回しかお店に行ってなかったりする。お店が閉まってしまったのは自分がそこに行かなかったからとも言えます。続けて欲しかったらなるべく行くべきです。

 

ここで想定しているのは主に個人経営だったりする小さめのお店ですが、これについてはチェーンの飲食店がかなり安くてそれなりに美味しいという問題があって結構難しいです。牛丼屋、ラーメン屋、中華屋、ファミレス、居酒屋、などなどどれも有名チェーンが強いです。でも自分の好きな店に残って欲しければなるべくその店に行くべきです。

 

服屋も同じだと思います。ユニクロH&MBEAMSだけで服を買っていると街の小さな服屋さんはバンバン潰れていくと思います。好きな店があればなるべくそこで買うべきです。それはそのお店に対する応援でもあります。

 

そして、お店から視点を移して音楽やアートの世界を見ても似たような話です。

 

ミュージシャンは、自分たちの音楽にお金を払ってくれる人がいてはじめて生活ができるわけです。いや正確に言うとそういう人は少なくて、それだけでは食えないから他の仕事をしながら活動している人が圧倒的に多いと思います。だからファン一人ひとりがライブに行ったり、CDを買ったり、ダウンロードで購入したり、路上で投げ銭したりするその1円1円が彼らの活動を支えているんです。彼らの音楽をSNSで紹介したりクチコミで広めたりすることもとても大きな支えですが、やはりお金は非常に大事です。好きなミュージシャンが活動を終了してしまった時、自分は彼らをどのくらい応援できていたか? そしてどのくらいお金を払っていたか? と振り返って後悔することのないよう、声援でもシェアでもお金でも彼らを応援しておくと自分のためにも良いと思います。

 

芸術家も近いと思います。作品を見に来てくれる人がいること、そして作品を買ってくれる人がいることが彼らの活動を支えるわけです。だから好きな芸術家がいたら、できたら作品を買うべきだし(購入よりも金額を抑えられるのがレンタルだと思っています。これからやります)、金額的に難しければグッズを買うとかすることを強く薦めます。僕もなるべくそうするようにしています。芸術家本人がその場にいれば感想も伝えるべきです。後からメールするとか、twitterでメンションするだけでもいいと思います。必ず応援の声として伝わるはずです。

 

直接会った芸術家の人数がまだまだ少ない僕がこんなことを言ったら文句がつくかもしれませんが、芸術家も人間なんだと思うんです。彼らだって、自分の作った作品が人々に受け入れられるのか不安だったりするんです。特に駆け出しの人なんて完全にそうで、毎日毎日その不安と闘いながら制作を続けていると思います。そんな彼らに「あなたの作品が好きです」と言ってくれる応援者が一人でも現れればものすごく大きな力になるはずです。誰だって認められたい。反応が悪かったり、あるいは無反応だったりすればヘコむし、褒められれば嬉しいし自信がつく。そういうものだと思います。だからこそ、いいなと思う気持ち、好きだと思う気持ちはできるだけ伝え、できれば、少しでもいいからお金も使うべきです。それが相手の活動を支えるわけです。結果的に自分がその人の作品をより長くより多く楽しめることにもなります。

 

食えなくて辞めてしまうミュージシャンや芸術家は本当に多いと聞きます。ファンだったら支えましょう。活動してほしかったら支えましょう。できる範囲でいいと思います。

 

(ただし、ぶっとんでる人が多いという意味で、音楽含めて芸術の分野は、活動継続に本人の意向も大きく絡んでくるであろうことを書き添えておきます)

 

とはいえ日本では、芸術家とコミュニケーションをとる機会も、アートにお金を使う文化もまだまだ足りない、というかポテンシャルありありだと思っています。なんとかしてその解決につながる仕組みを作って、一人でも多くの芸術家の活動継続につなげたい、そして一般の人にアートを浸透させたい、と思って会社を作ったのがこの春です。トリハダという会社です。